ヒカルの碁のアニメを見ていると、囲碁のプロ棋士なんて、少し努力すれば簡単に成れるんじゃないのかと思えてしまう。そう自分に思わせてくれるくらいに、進藤ヒカルが凄まじいスピードで、囲碁の棋力が上昇していき、今まで囲碁の対局で勝てなかった猛者達をバッタバッタと倒していく。この一連の流れが最初から最後まで続くのが、ヒカルの碁というアニメなのである。
ヒカルの碁の主人公は、進藤ヒカルは見たことを瞬時にすべて覚えることができる記憶力と他者を圧倒する圧倒的なひらめきと一度覚えたことを忘れない記憶力を所有している天才。この天才進藤ヒカルが、囲碁部の友達と日本棋院の院生とプロの低段者を簡単に捻り潰すシーンがヒカルの碁の漫画では、頻繁に描かれているので、弱き者を強気が圧倒する描写が好きな人にとっては、ヒカルの碁は最強に面白い漫画と感じるのはいうまでもない。要するに、ヒカルの碁は俺ツエー漫画が好きな人からしたら、類まれなる名作なのである。
ただ、せっかくの囲碁の漫画だというのに、主人公の進藤ヒカルが自分の才能の無さに絶望する様子や才能の無さを埋めるための努力をする描写がまったくというほど描かれていないので、この漫画を子供に読ませても、子供が努力しようという気持ちになることはない。自分も、ヒカルの碁を読んだけど、進藤ヒカルのように才能もないし、俺が囲碁の勉強をしてもプロになれないわと思ってしまい、囲碁の勉強を一生懸命頑張ろうという気持ちにはならなかった。こういうときに、才能のある進藤ヒカルに負けて貯まるかよーと思って一生懸命がんばらないから俺は二流なんだよなーと思わざる負えない。今回はヒカルの碁について語っていきたいと思う。
進藤ヒカルと塔矢の才能の差。
ヒカルは、中学生になってから1年と半分の期間囲碁の勉強をして、毎日天才棋士SAIと囲碁を打つだけで、囲碁のプロ棋士になれてしまった天才。それに対して、塔矢は3歳の頃から10年以上も囲碁の勉強をして、毎日プロの棋士を打ちまくって、やっとのこさ囲碁のプロに慣れた人。この二つの事実から判断すると、明らかに塔矢は凡人で、進藤ヒカルは明らかに天才。ほんまに、進藤ヒカルが子供の頃から囲碁をやっていたら、誰も倒すことができない怪物になっていたのはいうまでもないことだろう。
話は変わるけど、ヒカルの碁の漫画で、ヒカルが25歳になるまでの軌跡を描いていたら、ヒカルは間違いなく、囲碁のすべてのタイトルをそうなめにしていただろうし、塔矢は伸び悩み、囲碁のタイトルを1つも獲得することはできなかっただろうね。あの生意気な塔矢が一個もタイトルを取ることができずに、地に這いずり回る様子をみたかったぜ。
伊角さんとか門脇さんは、秀才派。
ヒカルは、囲碁を打てば打つほど成長していくスポンジ系天才囲碁棋士。それに対して、伊角さんと門脇さんは、ある程度のレベルに到達すると壁にぶつかり、成長が止まってしまうストップ系囲碁棋士。この二つ事実から判断するに、伊角さんと門脇さんは囲碁の才能がそこそこある人で、進藤ヒカルは究極の才能を持つ選ばれた人。ほんまに、進藤ヒカルは才能に恵まれすぎだろと突っ込まざるにはいられない。
伊角さんと門脇さんは、囲碁の才能がいまいちなこともあり、15歳のときにプロになることができなかった唯の凡人。この凡人二人が、プロの囲碁の世界でどのように成り上がっていくかという流れをヒカルの碁の漫画で読みたかったので、ヒカルの碁の続編がでないかなあと毎日のように思っている。
どうでもいいけど、伊角さんにいいたいこと。
伊角さんといえば、プロ試験で14歳の越智の言動に惑わされて、進藤に負けてしまった。このシーンを見た時に、自分が思ったのは、実際問題、伊角さんのように13歳の糞ガキの言動に惑わされる18歳の大人とか情けなさすぎるだろ、伊角さんガキの言うことくらいスルーできるくらいのメンタルを持とうよ。
海王中囲碁部の岸本とは何だったのか?
囲碁が強いエリートが入部する海王部囲碁部主将の岸本は、プライドだけがいっちょ前高く、自分より囲碁が弱い人を見下す人間性が腐った奴で、院生という強者と戦える立場をそうそうと捨て去ってしまった負け犬なのに、ヒカルの碁の初期では、岸本君は囲碁がめちゃくちゃ強くて、人格者で周りの囲碁部員から尊敬されているインテリーキャラクターとして描かれていた。そんなインテリキャラクターも、ヒカルが院生になってからは、ヒカルの碁のストーリーに一度も登場することがなくなってしまった。
再度、岸本が囲碁部を辞めて、院生に再度なり、プロ棋士を目指すという流れを自分は期待していただけあって、岸本がヒカルが院生になってからは一度も登場しなかったのは、残念際周りないことであった。
三谷の伸び悩みはひどい。
ヒカルは超スピードで囲碁の棋力をアップさせたのに、三谷ときたら葉瀬中囲碁部に入部してから全然囲碁の棋力が上昇していないというザマ。あれだけ、ヒカルよりも囲碁が強い期待の14歳として三谷を登場させたのだから、ヒカルの碁の作者さんも、三谷の囲碁の棋力を和谷くらいに設定してほしかった。
ヒカルの碁の囲碁部編での感想。
ヒカルの碁では、ヒカルが囲碁部で囲碁をやりきった感がなかったし、ヒカルと囲碁部のメンバーとの絡みをもっと見たいと思っている人は結構いるはず。個人的には、ヒカル含む葉瀬中囲碁部が、海王中学を倒して全国大会優勝するまでの流れを見たかったし、ヒカルがあの偉そうな岸本を囲碁で叩き潰す描写もみたかったなあ。
ヒカルの碁で心に残っているシーン。
本田さんが、プロ試験に落ちたことが確定した瞬間に、日本棋院から飛び出し、バス停に向かって歩き出してから数分後にバス停に到着する。そして、本田さんは、バス停に到着したバスの前で立ち尽くし、バスの運転手に向かって[歩いて家に帰ります]と言う。そしたら、バスの運転手が、本田さんに向かって、[歩いて帰って外の風にあたったほうがいい]と言う。この一連のやり取りが本当に心の奥底に残っている。
ヒカルの碁の名言。
俺の名前は進藤ヒカルは名言。
主人公の進藤ヒカルが塔谷に対して、俺の名前は進藤ヒカルというシーンは名シーン。こういう自分が絶対負けたくない相手に対して、闘志をむき出す感じが中学生の青春だなという感じがして好きなんだよねー。
いいか。お前は受かる。何度でも言うぞ。お前は受かる!
森下9段が、プロ試験後半に差し掛かっているときに弟子の和谷に対して、言ったセリフ。こういう弟子の力を認めてくれる師匠がいるっていいなあと思ってしまった。わいも、森下9段にしごかれたい。
予定変更、叩き潰してやる!
座間王座は、最初は塔谷に新初段シリーズは負けてあげる予定だったが、座間王座は生意気な塔谷の態度を気に入らねえなと感じた瞬間に、座間王座はココロのなかで、予定変更、叩き潰してやる!と発言。
最後に、
ヒカルの碁は、何回見ても空きない作品なので、今でも一ヶ月に一回はヒカルの碁のアニメを見るようにしているよねー。ホンマに、ジャンプ漫画で一番の名作はヒカルの碁だわ。