「ご周知ください」とは?
「ご周知ください」とは、ある情報や事柄を相手に知らせるために使われる表現の一つで、「周知してください」という意味があります。ビジネスシーンでは、会議の案内やスケジュール変更、ルールの変更、重要な情報の伝達などで使用されることが一般的です。
「ご周知ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご周知ください」という表現は、ビジネスシーンである程度フォーマルな場面で使用されます。以下に、その使い方や注意点を説明します。
- 目的を明確にする 「ご周知ください」という表現は、あくまで情報を相手に伝えるために使用するものであり、それ以上の意図や要求が含まれていないため、必要な情報だけを明確に伝えることが大切です。
- 状況に応じた使い分け 「ご周知ください」という表現は、ややフォーマルな表現であるため、場合によっては「お知らせください」や「連絡ください」といった表現を使う方が適切な場合もあります。
- 集団に対して使うことが多い 「ご周知ください」という表現は、一般的には複数の人に向けて使用することが多く、例えば社員全員に向けた通達やお知らせなどに使用されることが多いです。
- メールや文書で使用する場合もある 「ご周知ください」は、口頭で伝えるだけでなく、メールや文書で伝える場合にも使用されます。文書で使用する場合は、明確に件名や本文の冒頭で「ご周知ください」という旨を伝えることがポイントです。
- 注意点 「ご周知ください」は、一方的な伝達を意味する表現であるため、相手からの返信や回答を求めるような場合には不適切です。その場合は、より双方向的な表現を使うようにしましょう。
「ご周知ください」を使った例文
例文1:
ご周知ください。弊社の営業時間が変更となります。来週からは午前9時から午後6時までとなります。よろしくお願いいたします。
例文2:
ご周知ください。来週、弊社は祝日のため休業となります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
例文3:
ご周知ください。来週、弊社で研修会を開催いたします。参加希望の方は、事前にご連絡ください。
「ご周知ください」の類語や敬語での言いかえ
「ご周知ください」の類語や敬語での言い換えには以下のようなものがあります。
- ご了承ください
- ご承知おきください
- お知らせいたします
- ご案内申し上げます
- ご報告申し上げます
- ご確認いただきたく存じます
- お知らせ差し上げます
- ご理解賜りますようお願い申し上げます
敬語を使った言い換えには、「ご一読いただきたく存じます」や「ご覧いただけますようお願い申し上げます」などがあります。
「ご周知ください」の返答や返信例
「ご周知いただき、ありがとうございます。了解いたしました」と返信することができます。また、具体的に「承知いたしました」「了解いたしました」といった言葉を用いることもできます。